2019年03月25日
回転数比較ハイゼット/N-VAN
前回、回転数の低い車を探した記事を書きました。
早々にエブリイに絞ったわけですが決して他社も見ずに決めたわけではありません。
一応他社の回転数も比較しました。大人気のN-VANなども一応。
ある速度の回転数は、タイヤのサイズと最終減速比(ファイナル)と変速比によって計算できます。
タイヤサイズは自分のエブリイと同じと仮定しました。
ハイゼットもN-VAVも タイヤ表記は145/80R12 なのでほぼ同じでしょう。
時速80km/hのエンジン回転数は
エブリイ5MTターボ 3218回転
ハイゼット5MTターボ 3664回転
ちょっと驚きました。同じ軽1BOXなのに回転数が全然違う。 ハイゼットの方がかなり高いです。
3664回転というとエブリイなら90km/hあたりですから。
時速100km/hでは4687回転にもなり、エブリイより650回転も高い。 計算間違ってないかな・・・
とまあ、これだけみてもハイゼットは落選となるわけです。
決して劣っているワケじゃなくて考え方の違いなんでしょう。
重い荷物を積んで街中をキビキビ走り回る用途に向いてるんだろうと思います。
もしかしたらドライバビリティはハイゼットのほうがいいかも。
地方に住んでると郊外まで足を伸ばすことが多いから、中高速は重視したいので僕の用途に合わないだけです。
決定的に違うのが車重。エブリイターボにくらべて60kgも重い。
なにしろ基本設計は13年前の車、この辺に古さを感じます。
ただ安全装備がMT車にまで装備されてるので、その点はエブリイより先を行ってます。
豊富なカラーバリエーションもハイゼットが先陣を切りました。
ホンダ N-VAN
MTを設定するとは思ってもいませんでした。
ホンダって売れないMTは邪魔者扱いみたいなフシがあったから。
S660のために6MTを開発していたので流用したんだと思います。ギア比は変えてあるけど。
S660はスポーツカー。同じMTなら耐久性はありそう。
80km/hでの回転数は 3198回転 なんとターボのエブリイよりも低い!
100km/h 4000回転いかないのか。
S660はクロスレシオらしいけど、N-VANはワイドレシオなんだろうな。
通常の5速域を6段に区切ったんじゃせわしくて仕方ないからこれはこれでいいと思う。
53psが6800回転とけっこう高い。最大トルクも4800回転と高いね。
おそらくCVTを前提にしたエンジンなんでしょう。
回さないとベストな変速域に達しないんだよね、小排気量車のCVT/ATは。
というか回さないと6速は使いにくいんだと思う。
そのぶん中高速はいく分楽かもしれないね。
それでいいと思う。6速は軽いときとか流れの速い郊外専用でいいのさ。
N-VANは候補にしなかったわけじゃないけど、荷室重視だったので候補からはずしました。
大きな一発ものを運ぶ事があるから、N-VANの変則荷室じゃ難しいんです。
荷室の奥行きだけじゃなく、幅もかなり狭いです。ホイールハウスを隠そうとしてるからからどうしてもそうなってしまいます。
MTにターボが設定され、もっとハイギヤードだったら迷ったかも。
でも価格は150万とかになるか・・・やっぱ買えないか。
価格はかなり頑張ってますね。安全装備、凝ったシートアレンジなどを考えると。
ホンダとしては135万くらいの値を付けたかったのでは?
スズキやダイハツの安値攻勢を無視するわけにはいかないんでしょう。
ほとんどのグレードにMTを設定してる点を見ても対抗意識を感じます。
あとN-VANを候補からはずした理由に、燃費と航続距離があります。
かなり重いんだよねこの車。安全性を重視したんだろうと思いたいね。
実際はBピラーの柱を取っ払うために補強したんだと思う。
回し気味に引っ張って走らせるエンジンに重い車重。
MTであってもカタログ値を出すのは難しいと予想します。
頑張って17km/Lあたりじゃなかろうか。過酷な状況なら15いかないかも。
そして最大の欠点が27Lという燃料タンクの小ささ。 4WDはなんと25L。
ということは20Lくらいしか使えない。航続距離は400kmいかいかも。
過酷な条件なら300kmかも。
夏場エンジンエアコンかけで休憩とかどうなのかね。いまはやりの車中泊とか。
面白い車ではあるんだけど、仕事として使う僕にはちょっと合わなかったです。