2011年02月10日
高速道路無料化100%
2/8、宮崎県民にとって久しぶりに良いニュースが発表されました。
民主党は「高速道路完全無料化」のマニュフェストを掲げて当選したわけですが、ご存知の通り、財源や建設費の工面などの問題で、無料化されたのは全国の一部の路線だけでした。民主党はどうやら完全無料化を諦め、渋滞しない地域を無料化する方針に転換したようです。その他の地域は今のところ、土日祝日ETC1000円で変わりないみたい。
そして今回、一部の路線が無料化に追加されました。
これまで無料化だったのは、東九州自動車道の
清武JCT - 高鍋IC
日向IC - 北方IC でした。(正確には北方ICは東九州自動車道じゃないけどね)。
これは現時点で開通している県内の東九州自動車道がすべて無料化だったワケです。
今回追加された区間は、宮崎自動車道の
えびのJCT - 宮崎IC 80.5㎞が無料化されました。
これで県内の高速道路はほぼすべて無料化。嬉しいニュースです。
でもなぜ突然こんな発表が出たんだろうか?。
不幸続きの宮崎を気遣ってくれたのかな?。それはないか。
でもね、無料化されたくらいで浮かれたりはしないのよ、あ~た。
九州自動車道は4車線。宮崎自動車道も4車線だけど、東九州自動車道は2車線の上にいまだ繋がってないのだ。
いくらタダだろうがあんまりありがたくない。道路は繋がってこそサ。
熊本側を走る九州自動車道が全線開通したのが1995年。その時、最後に繋がったのは「えびのIC」でした。
東九州自動車道はいまだに開通の予定すら立っていない区間が存在します。
九州自動車道も東九州自動車道も、繋がるのは宮崎が最後になるんじゃないか?。
僕の親戚は福岡県うきは市なんだけど、今でも思い出すよ。バアちゃんが死んだときのことを。
小学4年の運動会の夜だった。「バアちゃんが突然倒れた」と急報。
家族5人でブッ飛ばして福岡に向かったのだ。
当時、高速道路は開通していなくて、福岡へは九州の東側を通って大分周りで向かうのが当たり前だった。1300ccか1200ccのサニーだったナァ。いくつも峠をこえて8時間ぶっ通しで走ったっけ。
当時のサニーって、今の軽自動車くらいのサイズじゃなかったかな?。
あの時の親父の形相といったら・・・。ほんとエンジン吹っ飛ぶんじゃないかと思った。
九州自動車道の八代ICが出来てからは、福岡へは一旦熊本へ出て高速に乗るようになったんだけど、それでも6~7時間かかってたはず。その頃は1500ccのサニーに変わってたけど、エアコンなんてついてなくて、盆の里帰りは大変な苦行だったよ。

この地図はNEXCOの地図に僕が勝手に書き加えたものです。
主に宮崎県内について重点的に書き込みしています。
県外のはチト間違いや勘違いがあるかも。大分方面も無料区間が拡大された模様・・・。
上にも書いたけど、今回のニュースで知った事実があります。
この画像の開通時期については一応調べたつもりだったのですが、どうやら東九州自動車道の新直轄事業区で開通時期がはっきりしていない路線があるそうです。これにはかなり驚きました。
夕刊デイリー 2010/11/26
佐伯-蒲江間(20㎞)と、北浦-北川間(12㎞)は開通年度があきらかになっていない。
宮崎日日新聞 2011/2/9
北浦-須美江(6.4㎞)と、清武南-北郷-日南(26.8㎞)はいずれも2016(平成28年度)以降として、事実上開通のめどが立っていない。
こりゃどういう事だ?。一体大分県とはいつ繋がるんだい?。H29年度じゃないのか?。
このニュースで無料化の喜びなんて消し飛んでしまった。
とにかく県北、県南は悲惨な状況。
宮崎県は陸の孤島と揶揄されるけど、その宮崎の中でも日南、延岡、日向は、またさらに孤立しているのだ。
九州の東側はいよいよ新幹線まで開通。いろんなメディアで盛り上がっているけど、アレを見て「宮崎は見捨てられてる」そう感じてしまうのだ。去年から続く口蹄疫、鳥インフルエンザ、新燃岳噴火、農業のTPP。人間のインフルエンザも全国最悪だそうだ。何もかも悪いことばかりなもんだからヒガミたくもなる。
「高速道路無料なんて正直当たり前」な気分なのだ。
*** 1/16 追記 ***
またいくつか高速道路料金でニュース発表がでました。
<1/16レスポンスの記事>
国土交通省がこの4月から導入する高速道路の新料金案がまとまったという。きょうの朝日と産経が報じている。それによると、自動料金収受システム(ETC)搭載の有無にかかわらず、普通車は原則として「平日上限2000円」、軽自動車と免税対象のエコカーは「毎日上限1000円」とする。
また、トラックやバスなど「中型車」以上は、現行の距離別料金に割引制度を加える方式を継続。首都高速と阪神高速は均一料金をやめ、上限のある距離別料金(500~900円)を導入する。このほか、東京湾アクアラインは、「普通車800円」の社会実験を3年延長とするそうだ。
新料金の適用期間は3年程度とし、16日の民主党国土交通部門会議に提示した上で最終決定する方針という。紆余曲折の末、ようやく出口のゲートをくぐり抜ける高速道路の新料金だが、朝日によると「国の持ち出しは年7000億~8000億円で、自公政権が予算化した割引向け財源の約2兆円を使う」としている。
昨日はジャーナリストの櫻井よしこさんや評論家、政治家OBなどが参加する「高速道路問題を考える会」が、無料化に反対する提言書を国交省に提出するなど、相変わらず反対の声も多い。
軽自動車はともかく、ETC搭載のエコカーは曜日に関係なく「上限1000円」としているが、免税対象車とはいえ、「エコカー」の定義もどうもすっきりしない。エコカー補助金の時でも、ハイブリッド車を「100%免税」と決まった瞬間、「ラッキー」と、小おどりしたメーカーの幹部もいたほどだった。高速道路無料化の迷走はしばらく続きそうだ。
民主党は「高速道路完全無料化」のマニュフェストを掲げて当選したわけですが、ご存知の通り、財源や建設費の工面などの問題で、無料化されたのは全国の一部の路線だけでした。民主党はどうやら完全無料化を諦め、渋滞しない地域を無料化する方針に転換したようです。その他の地域は今のところ、土日祝日ETC1000円で変わりないみたい。
そして今回、一部の路線が無料化に追加されました。
これまで無料化だったのは、東九州自動車道の
清武JCT - 高鍋IC
日向IC - 北方IC でした。(正確には北方ICは東九州自動車道じゃないけどね)。
これは現時点で開通している県内の東九州自動車道がすべて無料化だったワケです。
今回追加された区間は、宮崎自動車道の
えびのJCT - 宮崎IC 80.5㎞が無料化されました。
これで県内の高速道路はほぼすべて無料化。嬉しいニュースです。
でもなぜ突然こんな発表が出たんだろうか?。
不幸続きの宮崎を気遣ってくれたのかな?。それはないか。
でもね、無料化されたくらいで浮かれたりはしないのよ、あ~た。
九州自動車道は4車線。宮崎自動車道も4車線だけど、東九州自動車道は2車線の上にいまだ繋がってないのだ。
いくらタダだろうがあんまりありがたくない。道路は繋がってこそサ。
熊本側を走る九州自動車道が全線開通したのが1995年。その時、最後に繋がったのは「えびのIC」でした。
東九州自動車道はいまだに開通の予定すら立っていない区間が存在します。
九州自動車道も東九州自動車道も、繋がるのは宮崎が最後になるんじゃないか?。
僕の親戚は福岡県うきは市なんだけど、今でも思い出すよ。バアちゃんが死んだときのことを。
小学4年の運動会の夜だった。「バアちゃんが突然倒れた」と急報。
家族5人でブッ飛ばして福岡に向かったのだ。
当時、高速道路は開通していなくて、福岡へは九州の東側を通って大分周りで向かうのが当たり前だった。1300ccか1200ccのサニーだったナァ。いくつも峠をこえて8時間ぶっ通しで走ったっけ。
当時のサニーって、今の軽自動車くらいのサイズじゃなかったかな?。
あの時の親父の形相といったら・・・。ほんとエンジン吹っ飛ぶんじゃないかと思った。
九州自動車道の八代ICが出来てからは、福岡へは一旦熊本へ出て高速に乗るようになったんだけど、それでも6~7時間かかってたはず。その頃は1500ccのサニーに変わってたけど、エアコンなんてついてなくて、盆の里帰りは大変な苦行だったよ。

この地図はNEXCOの地図に僕が勝手に書き加えたものです。
主に宮崎県内について重点的に書き込みしています。
県外のはチト間違いや勘違いがあるかも。大分方面も無料区間が拡大された模様・・・。
上にも書いたけど、今回のニュースで知った事実があります。
この画像の開通時期については一応調べたつもりだったのですが、どうやら東九州自動車道の新直轄事業区で開通時期がはっきりしていない路線があるそうです。これにはかなり驚きました。
夕刊デイリー 2010/11/26
佐伯-蒲江間(20㎞)と、北浦-北川間(12㎞)は開通年度があきらかになっていない。
宮崎日日新聞 2011/2/9
北浦-須美江(6.4㎞)と、清武南-北郷-日南(26.8㎞)はいずれも2016(平成28年度)以降として、事実上開通のめどが立っていない。
こりゃどういう事だ?。一体大分県とはいつ繋がるんだい?。H29年度じゃないのか?。
このニュースで無料化の喜びなんて消し飛んでしまった。
とにかく県北、県南は悲惨な状況。
宮崎県は陸の孤島と揶揄されるけど、その宮崎の中でも日南、延岡、日向は、またさらに孤立しているのだ。
九州の東側はいよいよ新幹線まで開通。いろんなメディアで盛り上がっているけど、アレを見て「宮崎は見捨てられてる」そう感じてしまうのだ。去年から続く口蹄疫、鳥インフルエンザ、新燃岳噴火、農業のTPP。人間のインフルエンザも全国最悪だそうだ。何もかも悪いことばかりなもんだからヒガミたくもなる。
「高速道路無料なんて正直当たり前」な気分なのだ。
*** 1/16 追記 ***
またいくつか高速道路料金でニュース発表がでました。
<1/16レスポンスの記事>
国土交通省がこの4月から導入する高速道路の新料金案がまとまったという。きょうの朝日と産経が報じている。それによると、自動料金収受システム(ETC)搭載の有無にかかわらず、普通車は原則として「平日上限2000円」、軽自動車と免税対象のエコカーは「毎日上限1000円」とする。
また、トラックやバスなど「中型車」以上は、現行の距離別料金に割引制度を加える方式を継続。首都高速と阪神高速は均一料金をやめ、上限のある距離別料金(500~900円)を導入する。このほか、東京湾アクアラインは、「普通車800円」の社会実験を3年延長とするそうだ。
新料金の適用期間は3年程度とし、16日の民主党国土交通部門会議に提示した上で最終決定する方針という。紆余曲折の末、ようやく出口のゲートをくぐり抜ける高速道路の新料金だが、朝日によると「国の持ち出しは年7000億~8000億円で、自公政権が予算化した割引向け財源の約2兆円を使う」としている。
昨日はジャーナリストの櫻井よしこさんや評論家、政治家OBなどが参加する「高速道路問題を考える会」が、無料化に反対する提言書を国交省に提出するなど、相変わらず反対の声も多い。
軽自動車はともかく、ETC搭載のエコカーは曜日に関係なく「上限1000円」としているが、免税対象車とはいえ、「エコカー」の定義もどうもすっきりしない。エコカー補助金の時でも、ハイブリッド車を「100%免税」と決まった瞬間、「ラッキー」と、小おどりしたメーカーの幹部もいたほどだった。高速道路無料化の迷走はしばらく続きそうだ。
Posted by myconid at 20:44│Comments(2)
│★東九州自動車 開通予定
この記事へのコメント
「お~コレはなんともありがたい情報を!」
九州大好き旅者としては、十年ぶりに大型バイクで行けそうな気配!
佐賀大和にお世話になっているバイク屋があるため
いつも北九州~佐賀~熊本~加治木と「旅走り」していますが
段々と高速料金が払えなくなり原チャリで九州まで3度渡りました
でもまあ~なんちゅ~か 地元の人曰く・・・・「えっ?もう着いたの」と
驚かれ、「えっ たった300kmでしょ」というと
「北海道の人間は狂とる!」と言われる始末^^;
そりゃそうだ北海道に九州が二つ入るんだからね(・・;)
でもこういう情報を公開してくれたmaiconidさんに感謝(_ _)
九州大好き旅者としては、十年ぶりに大型バイクで行けそうな気配!
佐賀大和にお世話になっているバイク屋があるため
いつも北九州~佐賀~熊本~加治木と「旅走り」していますが
段々と高速料金が払えなくなり原チャリで九州まで3度渡りました
でもまあ~なんちゅ~か 地元の人曰く・・・・「えっ?もう着いたの」と
驚かれ、「えっ たった300kmでしょ」というと
「北海道の人間は狂とる!」と言われる始末^^;
そりゃそうだ北海道に九州が二つ入るんだからね(・・;)
でもこういう情報を公開してくれたmaiconidさんに感謝(_ _)
Posted by 旅者 at 2011年02月10日 21:12
旅者さん。こんばんは。
3度も九州に?。しかも原付と?。恐れ入りました。
東九州自動車道は宮崎だけでなく、大分もほとんど無料のようですよ。6月からみたいですけど。ちょうど梅雨時で蒸し暑いかな。
もしかしたら新燃岳の噴火が続いてるかもしれないですね。あ、でも北海道の方なら有珠山の経験があるか。新燃岳の噴火の規模は有珠山と同じくらいらしいです。
高速料金は今後どうなるか分からないので、バイク、クルマなら今のうちかもしれないですね。
3度も九州に?。しかも原付と?。恐れ入りました。
東九州自動車道は宮崎だけでなく、大分もほとんど無料のようですよ。6月からみたいですけど。ちょうど梅雨時で蒸し暑いかな。
もしかしたら新燃岳の噴火が続いてるかもしれないですね。あ、でも北海道の方なら有珠山の経験があるか。新燃岳の噴火の規模は有珠山と同じくらいらしいです。
高速料金は今後どうなるか分からないので、バイク、クルマなら今のうちかもしれないですね。
Posted by myconid
at 2011年02月11日 20:26
