2008年12月13日
ついに大型鮎!

8本目でついに仕留めた大型鮎。顔より胴回りがデカイではないか!。
前回7本目まで書きましたが、その7本目は今年の8月に折れてしまいます。
竹は一昨年の秋に芳士の竹林で失敬したもので、その年の冬に製作し、始めて使ったのは去年。
このあたりから一日で5,6匹は仕留めるようになりましたが、やっぱりどんなに頑張っても17cm級。
道具よりウデの問題なのは十分分かっているのですが・・・・
この7本目の金突き棒、今年の6月に先端が一本折れてしまいます。
針金を巻いて補強していたのですが、またしても至近距離から岩を直撃してしまいました。補強した部分は大丈夫だったんだけど、何と途中からポッキリ。ショックでしたねー。凄く気に入っていた金突きでしたから。
もったいないんでしばらく使っていたのだけど、9月にとある川で今度は竹を折ってしまいます。遠くの鮎を狙うためにゴムを目一杯引いていたら、張力に負けてしまったんですね。
折れた竹が自分の肘に跳んできて、悲鳴を上げましたね。
さらに、曲がっていた先端をペンチで修正していたら、またしてもポキリ。その場にヘタリこみましたよ。

一番左は岩で折れたけど、2番目はペンチで修正してたらポキリ・・・
一年くらいは使ったんじゃないかな、この金突き。名残惜しくて捨てらんないワイ。
仕方なく8本目の製作にかかることにします。今年の9月の事です。
8本目。
今回は竹、金突きとも当然新調。
竹は7本目を折った帰りに数本切り出しています。
でもやっぱり強度、長さ、まっすぐさすべての条件を満たすものは見つからず、若い竹を選びました。
金突きはポイント&ペグで購入。「土佐」の刻印がある3000円くらいものです。
今回は思い切って竹の長さを長く取ることにします。
大型の鮎は警戒して人間には近づきません。だから少しでも遠くから狙うためです。

一番右が8本目の金突き棒。
その長さ何と全長2.8m!。
車に積める限界までの長さ。隣のと比べるとよく分かるでしょう?。
若い竹だから、フニャフニャだけどゴムの引き代を短くしてやれば、折れることはないだろうと割り切りました。
金突きも針金を巻いて補強。
また岩に当てたときに竹が潰れないように、取り付け部分にワッシャをかませました。
そしてろうそくでアブって矯正に挑戦。しかしススだらけになるだけで、コレはうまくいかなかった・・・。
さらにさらに、節の突起をカッターで削ぎ、サンドぺーバーで全体をこすります。
仕上げにクリアラッカー塗装!。表面をツルツルにして、少しでも水中での抵抗をなくすためですね。
ゴムを取り付け、各部の針金で怪我しないようビニールテープも巻いて完成。
まさに「道具だけは達人」という言葉がピッタリの出来映え。
作るのに3時間もかかったよ。
そしてその成果がコレ。

ついに20cmオーバー 。20cm以上は凄く大きく見えるんですよ鮎ってヤツは。

一番上の写真の鮎が25cm!。ついで24cm、23cm。
経験のある人が見たら笑うかもしれませんけど、僕にしたら夢の領域なんですよ。
初めて話すけど、実は僕、泳げないし、ひどい運動オンチなんス・・・
このサイズは「脂がのっててこんなにもウマいんだ」と驚いたのでした。
嬉しかったねー。この日は。苦節8年、8本目。
金突き棒については理想に近づいてきたので後は腕前を磨く事だけですね・・・金突き棒作るより遙かに難しいだろうね・・・。
コレで終わりじゃないんですね~
続きは次回。
「奇跡が起こった編」に続きます。
Posted by myconid at 02:05│Comments(0)
│金突きで鮎を仕留めるぞ