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2013年11月08日

エアコンの取り外しの記録 その1

先日エアコンを取り外しました。
過去に業者さんに頼んだときに解説したことがありますが、その記録を元に取り外しに挑戦しました。

 過去の エアコン取り外し の記事   エアコン取付けの記事


この記録は今後メンテナンスが発生したときに備えるもので、あくまで個人的なものです。
いわば防備録。 絶対にマネしないでください。 必ず専門業者に頼みましょう。
分からない部分は僕の憶測で書いてるので、間違ってるかもしれません。
気付いた方は是非教えてください。 書き込み待ってます。




取り外すエアコンは2台の予定でしたが、一台は壊れていたので練習台にしました。

使える一台は、自分ちに保管する場所がないので、別の人にあげる予定です。



■エアコンの構成イメージ
エアコンの取り外しの記録 その1


● エアコンは室内機と室外機、その2つを繋ぐ配線/配管類によって構成されている。


● 室外機で作られた冷/温の冷媒ガスを循環し、室内機で熱交換する。
 冷媒ってのはガスのこと。 このガスを暖めたり冷やしたりして室内機へ送ってやるワケね。
 
● 電源は室内のコンセントから室内機へ送られ、さらに室外機に送られる。
  室外にコンセントはいらないワケだ。

● 室内機と室外機を繋いでいる物は、冷媒管と電線。 冷媒管は行と帰りがある。 なので3本。
  さらに室内機には結露した水を排出するためのドレン管が繋がっている。

● メーカーやシリーズが違っていても、構成は基本的に同じなの、で作業手順も同じと思ってよい。


以前、灯油ボイラーを自分で交換したことがあるけど、リモコン線がボイラーに繋がってた。 けどエアコンにはリモコン線はないんだね。 意外だった。

電線も冷媒管も、保温材とテープで巻いて保護してあることが普通。 
最近ではさらに、プラスチックのカバー内に納めることが常識になっている。
今回、プラスチックのカバーは付いていない。



■これが今回取り外すエアコン 
エアコンの取り外しの記録 その1
ごく普通のエアコン。 2006年製。 
能力は2.5kw 木造の場合、冷房だと6畳~7畳くらいの能力。

ちょっと古くて室外機が大きかった。 ラベルには29㎏と書いてある。

見ての通り、配管は保温材とテープでグルグル巻にしてあるだけで、カバーはない。



■■■■■ 作 業 ■■■■■ 

■手順1 エアコンを動かす 
エアコンの取り外しの記録 その1
 
エアコンを運転する。 まだ暑い時期だったので冷房で運転させた。

実はよく分からないんだけど、寒いときは暖房運転すればいいのかな?。
あと、エアコンは指定の温度になると、室外機のコンプレッサーが止まり、室内機のファンだけが風を送ることがある。 運転といっても、たぶん室内機のコンプレッサーを動かさなくてはならないんじゃないかな。


とにかく冷房運転で室外機かブォーンと唸るのを確認した。


■手順2 室外機のカバーを外す 
エアコンの取り外しの記録 その1
機種によって違うけど 接続部分はカバーで保護されてることが多い。
この機種はネジ一本をゆるめるだけで簡単に開いた。


 電源部
エアコンの取り外しの記録 その1
電源部はさらにカバーで保護されていた。 初めに書いたけど、電源は室内機から送られてくる。
いまは運転中なので電気が流れている。 絶対に触らない。
このブリキのカバーは触っても大丈夫。

 配管部
エアコンの取り外しの記録 その1
冷媒管は行きと帰りの二本。 
この室外機の中でガスを暖めたり冷やしたりして室内機に送る。
今このガスが室内機と室外機と配管の中をグルグル循環している状態。

まず行と帰りの冷媒管を見分けなくてはならない。
行きが細い冷媒管。 帰りが太い冷媒管。
 
画像の「冷媒管を接続しているナット」を見ると大きさが明らかに違う。 
自信がなければ、保温材を少しめくって確認すればいい。

画像では上が細い冷媒管だけど、機種によっては位置が違う。
あくまで管のサイズで判断する。

エアコンの取り外しの記録 その1
 これは壊れていた別の機種。 
 練習台にした。

 配管の位置やカバーの形が違う。

  





  ガスについて

 新品状態のエアコンは、室外機の中にあらかじめガスが封入されている。
 取付け工事でエアコン屋さんがガスを新たに注入するわけではないのだ。
 減ったり、抜けたりした場合は入れなおすこともあるそうだ。

 このエアコンの冷媒にはR410Aというガスが使われている。
 このガスを空気中に放出させたら、エアコンはもう使えない。 
 だからこのガスを室外機の中に戻す作業が必要になる。

 初めから封入されているガスを、取付け/取り外しの度に、出したり戻したりして再利用するのだ。

 


手順3 弁を保護しているナットを外す 
エアコンの取り外しの記録 その1
この2つのナットは単なるフタ代わり。
中に六角レンチを差し込む穴がある。


いよいよ次からが重要な作業だ。


手順4 細い冷媒管(行き)を閉める 
エアコンの取り外しの記録 その1
現在、エアコンは運転中なのでガスが循環している。
細い冷媒管のバルブに六角レンチを差し込み、時計回りに目一杯回し、しっかり締める。
締める回転方向は水道の蛇口と同じ。

行きのバルブを閉めてやると、帰りの管からガスが室外機に回収されるのだ。
出口を塞いでやると勝手に貯まるってことだと思う。


そのまま2,3分運転させ、ガスを完全に回収させる。


■手順5 太い冷媒管(帰り)を閉める 
エアコンの取り外しの記録 その1
細い冷媒管のバルブを閉じた状態で2,3分運転させたら、今度は太い方の冷媒管のバルブを時計回りにしっかり閉じて、ガスを室外機の中に閉じ込める。

これで配管の中と、室内機の中にあったガスは、室外機に封入されたはずだ。



手順6 冷媒ガスが室外機に回収されたことを確認する 
エアコンの取り外しの記録 その1
画像の部分を細い物でちょっとだけ押してやると、空気が噴き出す。
白い霧状の物が出たらガスが回収されていないことになる。
その時はまた、手順4と5を再度行なう。


手順7 外したナットを付ける  
エアコンの取り外しの記録 その1

これで峠を越えた。


手順8 運転を停止しコンセントを抜く  
エアコンの取り外しの記録 その1
リモコンで運転を停止する。 そして必ずコンセントを抜く
もう電気は必要ない。


手順9 電源を外す 
エアコンの取り外しの記録 その1
端子部分を保護しているカバーを外す。 コンセント抜いたので触っても大丈夫。


エアコンの取り外しの記録 その1
下の赤白黒の電線を抜くんだけど、簡単には抜けないようになっている。
端子が電線に噛みついているから。 
画像の白い部分を、マイナスドライバーで押しながら電線を抜く。
今回はそれでもなかなか抜けなかった。 なんでだろ?


 電線を抜いた状態
エアコンの取り外しの記録 その1
カバーを戻しておく。



その2へ続く


 




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この記事へのコメント
お疲れ様です。
業者に頼むと高いですもんね。
なんか、ぼったくられ感もありますし。
いい情報、有難うございます。
Posted by いわけん at 2013年11月09日 11:03
わかりやすくまとめられていますね。

いい記事です。
Posted by 鯰鯰 at 2013年11月10日 21:17
いわけんさん
遅くなって済みません。また福岡に行ってました。
エアコンはアパートなど引っ越しの度に取ったり付けたりする人もいるみたいですね。 面倒で置いてく人も多いとか。 最近はエアコン付いてる部屋が多いかな。 知り合いの電気屋さんから聞いた話だと、ネットで買って取付けだけ工事依頼する人が増えてきてるそうです。 取り外しは専用道具はいらないし、かなり簡単でしたよ。 安くで買って取り外しだけでも自分でやれれば得ですよね。 浮いた分で豪華なエアコン付ける人もいるそうです。

鯰さん
分り易く書こうとすると、回りくどくなってしまうのが僕のクセなんですよね~。 それに書き出すと結構疑問も湧いてきて、分かってるつもりでも、仕組みをしっかり理解してない正確に書けないですね。今回もちょっと不安なところがあります。 
電気が通っているのか確かめるために触って感電とか。
痛い目に合わないと覚えないタチみたい。
Posted by myconid at 2013年11月11日 20:15
 
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