2011年07月04日
エアコン取り付け工事の記録 その2
その1からの続き。
<エアコンの取り外しへ <エアコンの取り付け その1へ エアコンの取り付け その3へ>
前回までに室内機と室外機を据えました。
今回は 室外機 と 室内機 の接続です。
1.用意した 冷媒管、ドレンホース、VA線 をおおよその長さに切る。
それぞれ室内機から、外壁を貫通して室外機に接続するので、距離は巻き尺で測ればよい。少し長めに切っておく。
冷媒管は2本ひと組になっていて、銅管に保温材があらかじめ巻いてある。
冷媒管は人の手で曲げることが出来る。
2.冷媒管をカットしたら、ツバだしする。フレア加工とも言う。
ここから大事な作業に入ります。
冷媒管のカットにはパイプカッターを使う。パイプにぐるぐる回してカットするため、管が潰れない。
カットできたらカット面をリーマーがけして、バリを取る。リーマーでも綺麗に取れないことがあるので、念のためカッターでもこそぎ取る。この時、刃で管の内側にキズを付けてはいけない。僅かなキズからガスが漏れ、故障することがあるそうだ。また、バリ採りしたゴミが絶対に配管内に入ってはならない。切り口を下に向けて作業しよう。
冷媒管のカットは保温材の一部を剥いてやるとよい。後でテープでぐるぐる巻きにする。

ツバだし(フレアー加工)する前に室内機側に付いていたナットを冷媒管へ通しておく。
ツバだしすると先が広がってはめることが出来ないから。下の画像参照。
後でこのナットを室内機側の配管に加締めて接続する。
3.室内機側の配管と緊結する。
配管同士の接続は、2本のレンチを使い、強烈に締め上げる。
直接、銅管と銅管を、締める圧力によってつなぐ。パッキン材などはない。
だからかなりきつく接続しないとガスが漏れる。
電気屋さんはトルクレンチという加締め圧力の分かる道具を使っていました。
接続部分を保温材ごと幅広テープでぐるぐる巻きにする。
電線も水抜きのドレンホースも室内機に接続。
これらすべてをテープで所々巻いてまとめてやるとやりやすくなる。
冷媒管、電線、ドレンホースを、配管カパーに仮に合わせながら、室外機まで下ろす。
壁を貫通した部分は90°くらい折り曲げる事になる。そう簡単に管は潰れないそうだけど慎重に曲げた方がよいだろう。
※今回は冷媒管類は外でつなぎました。しかし広い場所で室内機と冷媒管、電線、ドレンホースをつないでから、穴を通した方が作業しやすいと思います。
4.下ろした冷媒管を室外機の接続口附近でカットし、またツバだし加工する。
カットするときの長さは、何度も合わせて慎重に確認した方がよい。
室外機は固定していないので、動かしながら微調整してもよい。
画像ではすでにツバだしして、ナットも付いているけど、カットする長さに注意しよう。
短くならなければなんとかなると思う。
接続前の画像。
電線も冷媒管もドレンホースも付属していないので、自前で準備する。
5.冷媒管を室外機本体に接続する。
ナットを締め上げることで、ツバだしされた管が密着する。力を入れすぎると、根本が曲がることが考えられる。
だからもう一本モンキーか何かで支えた方がよいと思う。
これで、 室内機 と 室外機 が接続されました。
まだ電線は接続しなくてよい。
ドレンホースも後で切ってもよい。
今回は ツバだし、 冷媒管の接続 という重要な作業でした。
どちらもガスが漏れないように丁寧に作業しなくてはなりません。
冷媒ガスは圧力がかかっていて、ミクロン単位の隙間から漏れることもあるらしいです。
あと、配管内に絶対にゴミと水分が入ってはならないそうです。これも故障の原因だそうです。
今回は特殊な道具か登場しました。
1.パイプカッター パイプ状のものを切るのに便利。直径が違っても対応出来ます。
2.リーマー バリ取り。
3.ツバだし器 重要な道具です。電気屋さんのは本格的なもの。簡易的なものもあるけど精度が心配。
パイプカッターは所有しています。いろいろ簡単にカットできて凄く便利です。リーマーは持ってないけど何か工夫すれば・・・。ツバだし機、コイツは凄く高価です。簡易的なのは持ってるのですが、綺麗にフレアが出来ないんだよな~。
今日はここまで。
次も重要な作業です。いよいよ真空ポンプの登場です。
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前回までに室内機と室外機を据えました。
今回は 室外機 と 室内機 の接続です。
1.用意した 冷媒管、ドレンホース、VA線 をおおよその長さに切る。
それぞれ室内機から、外壁を貫通して室外機に接続するので、距離は巻き尺で測ればよい。少し長めに切っておく。
冷媒管は2本ひと組になっていて、銅管に保温材があらかじめ巻いてある。
冷媒管は人の手で曲げることが出来る。
2.冷媒管をカットしたら、ツバだしする。フレア加工とも言う。
ここから大事な作業に入ります。
冷媒管のカットにはパイプカッターを使う。パイプにぐるぐる回してカットするため、管が潰れない。
カットできたらカット面をリーマーがけして、バリを取る。リーマーでも綺麗に取れないことがあるので、念のためカッターでもこそぎ取る。この時、刃で管の内側にキズを付けてはいけない。僅かなキズからガスが漏れ、故障することがあるそうだ。また、バリ採りしたゴミが絶対に配管内に入ってはならない。切り口を下に向けて作業しよう。
冷媒管のカットは保温材の一部を剥いてやるとよい。後でテープでぐるぐる巻きにする。

ツバだし(フレアー加工)する前に室内機側に付いていたナットを冷媒管へ通しておく。
ツバだしすると先が広がってはめることが出来ないから。下の画像参照。

後でこのナットを室内機側の配管に加締めて接続する。
3.室内機側の配管と緊結する。
配管同士の接続は、2本のレンチを使い、強烈に締め上げる。
直接、銅管と銅管を、締める圧力によってつなぐ。パッキン材などはない。
だからかなりきつく接続しないとガスが漏れる。
電気屋さんはトルクレンチという加締め圧力の分かる道具を使っていました。
接続部分を保温材ごと幅広テープでぐるぐる巻きにする。
電線も水抜きのドレンホースも室内機に接続。
これらすべてをテープで所々巻いてまとめてやるとやりやすくなる。

冷媒管、電線、ドレンホースを、配管カパーに仮に合わせながら、室外機まで下ろす。
壁を貫通した部分は90°くらい折り曲げる事になる。そう簡単に管は潰れないそうだけど慎重に曲げた方がよいだろう。
※今回は冷媒管類は外でつなぎました。しかし広い場所で室内機と冷媒管、電線、ドレンホースをつないでから、穴を通した方が作業しやすいと思います。
4.下ろした冷媒管を室外機の接続口附近でカットし、またツバだし加工する。
カットするときの長さは、何度も合わせて慎重に確認した方がよい。
室外機は固定していないので、動かしながら微調整してもよい。
画像ではすでにツバだしして、ナットも付いているけど、カットする長さに注意しよう。
短くならなければなんとかなると思う。

接続前の画像。

電線も冷媒管もドレンホースも付属していないので、自前で準備する。
5.冷媒管を室外機本体に接続する。
ナットを締め上げることで、ツバだしされた管が密着する。力を入れすぎると、根本が曲がることが考えられる。
だからもう一本モンキーか何かで支えた方がよいと思う。

これで、 室内機 と 室外機 が接続されました。
まだ電線は接続しなくてよい。
ドレンホースも後で切ってもよい。
今回は ツバだし、 冷媒管の接続 という重要な作業でした。
どちらもガスが漏れないように丁寧に作業しなくてはなりません。
冷媒ガスは圧力がかかっていて、ミクロン単位の隙間から漏れることもあるらしいです。
あと、配管内に絶対にゴミと水分が入ってはならないそうです。これも故障の原因だそうです。
今回は特殊な道具か登場しました。
1.パイプカッター パイプ状のものを切るのに便利。直径が違っても対応出来ます。
2.リーマー バリ取り。
3.ツバだし器 重要な道具です。電気屋さんのは本格的なもの。簡易的なものもあるけど精度が心配。
パイプカッターは所有しています。いろいろ簡単にカットできて凄く便利です。リーマーは持ってないけど何か工夫すれば・・・。ツバだし機、コイツは凄く高価です。簡易的なのは持ってるのですが、綺麗にフレアが出来ないんだよな~。
今日はここまで。
次も重要な作業です。いよいよ真空ポンプの登場です。
<エアコンの取り外しへ <エアコンの取り付け その1へ エアコンの取り付け その3へ>
Posted by myconid at 17:43│Comments(0)
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