何が楽しいの？と言われても・・・

なにげなく屋根を見ていたら石っころが落ちていた。

真っ黒い玉砂利に見える。

なんでこんなところに?　きっとカラスのいたずらだろう～

手に取ろうとすると動き出した!　うわっゴキブリだっ

いや、なんか違うぞ。

ゲンゴロウだった。



水の中の生物がなんで屋根に？



タガメなら子供のころに見たことあるけどゲンゴロウは初めてだ。

手に取るとあまり動きがない。弱ってるのかな。

どこから来たんだろう。

側溝へ逃がそうかとも考えたけど、用水路だから流されてしまうだろう。

すっかり田植えも終わって稲は20cmくらいになってる。農薬も心配だ。


タガメとゲンゴロウは絶滅危惧種だそうで、深刻度はタガメより悪い。

飼う自信はないしなあ・・・近くに農業用のため池があるのでそこに放してやるか・・・

でも、ライギョやブラックバスなどのどう猛な外来種にやられるんだそうだ。


さてどうしたものか・・・

とりあえず、汲んできた湧水をバケツに入れ放してみた。




水の中だといくらか動きがいい。

人間にびっくりしてあわてているのかもしれない。

隠れられるように雑草をむしって入れてやった。

もう一度手にとってよく見ると、愛嬌のある顔立ちだ。

皮膚を一生懸命かじろうとするが痛くはない。

また、ひっくり返すとコメツキムシみたいに勢いよく跳ねる。


放すにしてもこのままではなあ。　食べれば元気になるかも。

とりあえずカツオブシをやってみた（笑）。　これしか思いつかない。

だが反応はない。

生きたエサでないとダメなのかな。




そうだ高鍋湿原へ行ってみよう。　あそこならメダカがたくさんいると聞いたことがある。

あそこに放しちゃまずいかな。