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いよいよ給湯器の交換作業だ。
なんとしても成功させねばならない、はずした給湯器は壊してしまったから。
「やっぱ無理だワ」では済まされないのだ。
しかしまさか自分で給湯器をDIYするとは思いもしなかったな・・・
エアコンをDIYしたくて記事にしたことはあるんだけど、ボイラーを先に交換するとは。
この記録は、将来メンテが発生したときに備えるもので、あくまでも自分のための記録です。
絶対マネしないよ~に。
取り付ける給湯器は
ノーリツ製 エコフィール
本体 OQB-C4703Y 給湯専用 直圧式
リモコン RC7326M 台所のみ
給湯器の機能、価格については
第2回 石油ボイラー機種選定 参照
1 ボイラー本体を仮置き
仮に置くことで、据える位置や配管の長さを確認する。
前のボイラーよりずっとコンパクトなので、スペースの心配はない。
ただ配管が本体の背中にあるので、壁から20cmくらい隙間を空けた。 少しでも作業しやすくするためだ。
倒れ防止のステーを付けることになってるけど、そのステーがギリギリ届く所に置くことに決めた。
厚みが薄いから地震対策も必要だわな。
2 パイプを切る
知り合いの大工さんからもらった電動ノコギリが役に立った。
手ノコで切ってももちろんよい。 でも少しでもまっすぐ切りたかった。
というのもパイプとパイプを繋ぐ継手の差し込みしろが2cmくらいしかなく、接着しろをきちんと確保したかったから。
一番の理由は楽チンだからだけど。
3 パイプを仮に合わせる
継手の差し込みしろを計算しながら切るのってめんどくさいなあ。
時間を掛けて少しずつ切り合わせた。
とりあえず長さを合わせて切るだけで、接着は後だ。
それにしても電動ノコで切ると切りクズがたくさん発生する。 パイプの中に残らないよう気を遣わねばならない。
本職では専用のハサミを使うらしい。 それだとクズがでない。
継手を仮に取付けて、残りのパイプを切る。
正確な長さに切る必要はなさそう。 塩ビパイプだからちょっとくらいズレていても融通は利く。
綺麗に見せたければ気の済むまで正確に合わせればいい。
配管を仮に合わせたところ。
まずまずの見てくれかな。 配管同士が綺麗に平行だとプロの仕事っぽく見えるね。
水がグレーのパイプから給湯器に入り、
お湯となって茶色のパイプから出て行く。
配管が2本なのでシンプル。
フルオートと呼ばれる追い焚き機能付きのボイラーは4本になる。
4 配管を接着する
一旦本体をどける。 作業に支障があるためだ。 パイプを接着して保温材を巻かなくてはならないから。
配管が後ろだとやりにくいノォ。
この画像はではまだ接着していない。
2本のパイプの高さは本体の接続口の高さに合わせている。 勾配は付けなくてよい(たぶん)。
5 配管を接着する
茶色のパイプをつなぐ
接着剤は耐熱用を使わなければならない。 グレーのパイプ用の接着剤を使ってはならない。 絶対に。
逆に耐熱用の接着剤でグレーのパイプを繋いじゃダメなんだろうか?。
ハンズマンでは必ず使い分けるように、とのことだった。 言うとおりにしとこう。
もし水漏れを起こすとすれば、きっとこういう部分だと思う。 接着剤をベットリ塗りまくった。
本体の後ろになるパイプを接着した。 ただ接着剤をキチンと使い分けたか心配・・・。
6 保温材を巻く
使ってるのはホントの保温材じゃない。 クッション材。 似たようなモンだろう。
幅広のテープを包帯のように巻く、 本来エアコンの配管類を巻くテープ。
粘着タイプの幅広テープもあるけど、ノリの付いていないテープを使った。
ノリが付いたテープは巻くのがやっかいだとエアコン取り付けの時聞いていたから。
バラけないように所々、ビニールテープで巻いておいた。
このテープを巻く作業が結構難しい。幸いスペースが広いのと配管が2本だけだからいいけど。
専用の保温剤はファスナー式のテープが付いているので、それの方が綺麗かも。
7 本体を据える
単に置くだけ。 ホントは別売りの足があるらしい。 けど必要ない。
足下にアジャスターが付いているので出来るだけ水平に据える。
天秤にならないように4本のアジャスターを調整するだけ。
8 配管を繋ぎ、保温材を巻く
接続口にシールテープを巻く。 これで防水する。 以前蛇口を取り替えたときに買ったもの。
接着ノリが付いていないので巻くのが結構難しい。
シールテープを巻いた接続口に、L型の継手を付ける。
よく見ると、上と下の継手の飲み込みがずいぶん違う。
下はシールテープを巻きすぎたようだ。 でも大丈夫だと思う。 かなりキツく回したから。
説明書によると隙間なく保温せよと書いてある。
ただ接続口には安全弁やフィルターが付いていて、そこは巻いてはならない。
残りのパイプを接続し保温材を巻いて配管が終了した。
ちょっと微妙な仕上がり。
どんなにパイプを正確に繋いでも、保温材の巻き方がおかしいと意味がないって事を思い知った。
でも上出来だよ。
ココまで理屈は簡単。でも実際の作業は煩雑だ。 綺麗に仕上げようとすればさらに大変。
人目に付く所じゃないから気にする必要はないけどね。
次は油送管とリモコンの接続だ。
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