<灯油ボイラー壊れるの続き 第3回に進む>
ハンズマン(宮崎のホームセンター)で調べると、材料はすべてそろう事が分かりました。
しかも僕の行くハンズマンにはかなり詳しい店員さんがいて、いろいろアドバイスしてもらえそうです。
たぶん元業界の人ではないかな?。 これは心強いですね。
店員さんによると特殊な工具は必要ないようです。
加工済みのパーツが売っていますし、必要ならお店で加工してくれるそうです。
材料はハンズマン、本体はネットで購入することにしました。
ハンズマンにも石油ボイラーは売っていましたが目当ての機種はありませんでした。
あったとしても価格的に手が出ないでしょう。
ハンズマンは何でも安いという訳ではありません。
何でも安いと思っている人がいてガッカリする人もいるようですが、ハンズマンの売りは「品揃え」なんですね。
アウトレットやディスカウント店とは違うんです。
石油ボイラーはネット上でいくらでも売っています。値段も手頃。
故障してもどうせメンテはメーカーから来るわけだから、通販でもかまわないです。
あとは自分なりの解釈を勝手に加えながら
「 多分、おそらく、だいたい」という得意の三原則で作業を進めようと思います(笑)。 (あまりにもいい加減・・・) なので絶対マネしないようにお願いします。
ここから先の記事は、いつかメンテが発生した際に備えるためのもので、あくまでも自分の工事記録です。
機 種 の 選 定
現在のボイラーは、
貯湯式、給湯専用、というタイプ。
給湯専用とは文字通り、お湯を沸かすだけ。
浴槽のお湯をもう一度ボイラーに戻して温め直す「追い焚き機能」はありません。
ボイラーとしては一番シンプルなタイプです。
貯湯式というのは、ボイラーの中に小さなタンクがあって、お湯を貯めておけるんですね。
貯めておけばすぐ使えて便利そうですが、これが実にやっかいでした。
タンクの温度が下がるとボイラーが勝手に燃焼して湯温を保とうとします。
真夜中だろうが、誰もいない日中だろうが。 うるさいし、臭いし燃料は食うし。
だから使わないときはいつも電源OFFにしていたんです。
当然お湯はすぐに出ません。 出るまで2分くらい水を浪費してました。
こんな機種に20年も付き合ってきたわけです。
今回は、
水道直圧式、
給湯専用を選ぶことにしました。
水道直圧式には本体の中にタンクがありません。本体内に水が流れると、燃焼してお湯にしてくれます。
さらに最近になって初めて知ったのですが、灯油ボイラーの中には効率の高い
エコフィールというものが出ているそうです。
国(独立行政法人)とか業界が組んで売り込んでるようです。
タイプについては僕の勝手な憶測が含まれていますので正確でない可能性があります。
電力業界は エコキュート
ガス業界は エコジョーズ
石油ボイラー業界は エコフィール
それぞれ通常のタイプより価格が高いです。
それぞれに特徴があり、その特徴に沿った使い方が出来れば
エコキュートが一番経済的ではないかな?。
ただオール電化にしないと割安な電気料金で契約出来ないので、多分意味がないです。設置価格も一番高い。
これらは商品の名前ではなくて、統一規格/統一愛称みたいなもんじゃないですかね?。
石油ボイラーはコロナだろうがノーリツだろうが長府だろうが、みんな
エコフィールという名称で売っています。
性能もほとんど変わらないですね。
ややこしいのはOEMが当たり前で、作っている企業と売っている企業が違う場合が多いこと。
ま、ユーザーが気にする必要はありませんが。
これらを普及するために、ユーザーに補助金を出したり、ボイラーを売った販売店に対しても報奨金を出したりしていました。エコキュートなどはオール電化一式売ると、ウン万円もの報奨金が販売店に出ていた事もあります。 かなり大きな額だった時期もあり、販売店も積極的にユーザーに売り込んだわけです。
今回のエコフィールもユーザーに対して補助金が出ていた時期もあったそうですが終了していて残念。
話が横道にそれてしまいましたが、
給湯専用、水道直圧式のエコフィールを検索し、以下の機種を買うことにしました。
本 体 ノーリツ OQB-C4703Y 247,500円 税別
リモコン RC7326M 9,500円 税別
購入価格は 126,481円 ( 税込み 送料込み )
本体だけでなく専用リモコンが必要です。 どのメーカーも別売りなのが分かりにくいですね。
リモコンには機能別に複数あるため別売りにしているようです。 僕は一番簡単で安いものを選びました。
浴室と台所2カ所につけることも出来ますが、元から浴室にないので、台所リモコンのみです。
このエコフィールは通常の石油給湯器より4万くらい高いですね。
他にもいろいろなパーツが必要ですが、必ずしも同時に注文する必要ではありません。
現在の配管にあった材料が必要でなので、地元のホームセンターで実物を確認しながら買った方がよいと思います。
とにかく本体とリモコンさえあれば何とかなります。
給湯専用エコフィール+リモコンのネット上の相場は14万くらいでしょうか。
本体とリモコンは注文すればすぐに届くでしょう。
問題は様々な
パーツ類と
取り付け方法です。
仕様書などをダウンロードしても専門用語が多く、知識を持った業者でないと理解出来そうにありません。
とりあえずボイラーを注文して実物を確認しながら、パーツの選択と取り付け方法を考えることにしました。
ノーリツOQB-C4703Y と エコフィール の特徴
メーカーによると熱効率95%。しかし意味は分かりません。
従来の石油給湯器はどのくらいだったんだろう?。
灯油代年6000円節約(75.9円の場合)。 今は90円/L くらいじゃないの?。
これまでのボイラーは高温の排気ガスをそのまま捨てていたのですが、エコフィールはこの排気熱を利用することで効率を上げました。
しかし8年目よりお得と書かれてますが、ボイラーって安全面から10年で交換が目安だったんじゃなかったっけ?。
メーカのセールスポイントは額面通り受け取れないんですよねえ~。
5つの配慮とありますが、
性能よりまず煙突がないことに驚きました。 排気口がやけに小さいですね。
1 低騒音
今のボイラーは「ガシャーン」という音ともに始動します。運転音も「ゴー」っと結構大きい。
静かさも大いに期待しています。
2 NOx 3 臭い 4 煤 は環境に配慮されているって事でしょう。
環境に優しい・・・正確にはこれまでのものよりナンボかましってくらいじゃないかな?。
でも臭いの低減は期待したいです。今のは部屋の中まで臭ってましたから。
5 低消費電力
電気を食わないようですね。 というか電気で動くんだなー。 当たり前か。
90Wって結構大きい印象がします。 せいぜい始動時に電気を使う程度だと思ってました。
これもランニングコストに入ってるのかな?。停電したら使えないワケだ。
ステンレスタイプと鉄板タイプがありますが、安い鉄板タイプにしました。
詳細図
これが一番知りたかったもの。 どんな接続口があるのか?がこれで分かります。
しかしこれを見ても何の事やらよく分かりません。
実物が届いてからパーツと取り付け方法を決めようと思います。
R3/4 とか何のことだろう?。
高さ885×幅540×奥行き250
奥行きはたったの25cm。 今のより15cmも薄い!。 コンパクトだから作業しやすいかも。
メーカーは特徴は強く宣伝するけど、欠点はあんまり宣伝しませんね。
のエコフィールはいいことばかりではありません。
排気の中に酸性の物質が発生するので、
中和器なんてものが内蔵されています。
この中和器には寿命があるらしいです。本体の寿命同程度ではあるようですが。
中和器で処理されたとしても、垂れ流しにせず排水溝などに流す必要があります。
これはちょっとやっかいかも。
本体と機種は現在注文中です。
在庫有りだったので明後日には届くそうです。
うまくいくといいんだけど・・・ちょっと不安。
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