第3回 ボイラー到着

myconid

2012年12月13日 21:49

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届けてくれたのは佐川急便。
搬入は手伝う条件でした。 
重量は39.5㎏。大人二人で十分です。

梱包は意外と簡素なものなんだなー。
付属品はリモコンの小さな箱だけ。 
あとは取り扱い説明書と工事説明書が入ってました。


■■■ 本体を確認 ■■■ 

本体左側にすべての接続口がある。 これは素人にも一目瞭然。

 左上の金属がお湯の出口

  
 右の金属が水の入口  

どちらも外側にネジ山が切ってあるのでねじ込み式なのがわかる。
コイツにかぶせるようにして接続するんだろうな。

よく見ると穴の大きさが違うんだなあ。 出口を小さくすることで圧力を上げるためだろうか?。
それとも沸かす時間を稼ぐためか?。

お湯の接続口の下向きに付いているツマミは加圧防止安全装置。 役目はシラン(笑)。
沸かすと膨張するのでボイラー内部を守るためのものかな?。


水の接続口
にも黒いつまみがついていた。 指で簡単に外せる。
フィルターだった。ここでゴミを捕獲するわけか。



水の接続口の下にヘンテコなものが。
ここから灯油を送り込んでやるわけか。 変な形だけどフィルターでも入ってるのかね?。




下の方には樹脂製の排水口が。 いわゆるドレンというヤツか。
金属でないのは酸性水を中和した水がここから出るためなのか?。

三つ列んだ小さな穴は水抜き栓。これも役目は不明。取説をよく読まんとな~。
 
ただ取り付け工事には直接関係しないようだ。

アースねじも付いてる。




電気関係では、アースの他に電源(コンセントプラグ)とリモコンの端子が付いている。


リモコンは台所用と浴室用がつけられるんだけど、必ずしも2台必要ではなく、台所リモコンだけでよいです。
リモコンはシンプルなタイプを選びました。

よく見ると設計標準使用期間10年と書かれていますね。
前回の記事で8年目から元が取れると書きましたが・・・


外形寸法図は見た目複雑そうな印象だけど、実物を見ると案外シンプル。
給湯専用だからね。 追い焚き機能がある場合はもう少し複雑なはず。


でも本体と、既存の配管の取り合いは素人でも想像は付きますよね。
まず水が本体に入り、お湯となって出ていくわけだから、通り道は2本であることは想像していました。


湯温の調整はリモコンで出来ますが、浴室にはお湯と水の混合水栓があるので、それで調整してもよいでしょうね。
温度はちょっと高めにして、風呂の混合栓で微調整すればよいかな。





■■■ 仕様と各部の名称の確認 ■■■ 



結局取り合い部分は 以下の7つ。

 配管関連では
   給湯接続口 R3/4
  
   給水接続口 R3/4
   油送管接続口 G1/4
   ドレン接続口 R1/2

 電気関連では
   リモコン端子 (配線取出口)
   電源コード  (配線取出口)
   アース端子ネジ

R3/4とは接続口のサイズだそうです(ムラヤンさんコメントありがとう)

これらの接続口や端子に合うもの買ってくればよいワケだな。



■■■ パイプの大きさの確認 ■■■

確かめる場所は2つ。

  ボイラー本体の水とお湯それぞれの接続口のサイズ 

  建物側の水お湯それぞれのパイプのサイズ 

上の寸法図で、ボイラーの接続口は水もお湯もR3/4となっています。 
ここには20Aサイズの継手をつなぎます。 

ボクんちのパイプはお湯も水も20Aでした。 コレは一般的サイズだそうです。

これでボイラー本体側も家側も20Aサイズの継手を使うことが決定。
古い家はサイズか小さい場合もあるけど、異径という継手があるのでそれでジョイントしてやればいいんんだと思います。



■■■ 配管材料の決定 ■■■  

配管の種類はいろいろあるらしく、その中からどれを選んでよいのか素人には分かりづらかった!。

まず最初に考えたのは、簡単な方法。 

お湯と水の配管用に、くねくね曲がるステンレスのフレキシブルパイプを考えていました。
配管が自在に曲がるので素人でも工事が簡単ではないかと思ったんです。 
ハンズマンでも売っていて接続口があらかじめ加工してあって、ナットもセットだから簡単そうだったのですが、ちょっと長さが足りませんでした。価格も結構高かった。 
切り売りタイプのフレキシブルパイプもあり、接続口の加工もお店でやってくれるということでしたが、パッキンが5年くらいで間違いなく劣化するので、何年かおきに点検した方がよいと言うことでした。
これはちょっとめんどくさかった。


次に考えたのは、樹脂製のパイプ。 通称は循環ホース
2本一組になっていて、くねくね曲がるので簡単じゃないか?と踏んだのですが、ホースそのものがめちゃくちゃ高価な上、接続口につける金具もこれまた高価。 さらにボイラー本体の接続口と径が合わないため、異径の継手が必要でこれがベラポーに高価。

ホースと金具だけで8000円くらいかかりそうでした。


結局めんどくさいけど安上がりな、塩ビ管を切ったりつなげたりして配管することにしました。

この材料を決めるのがめんどくさかったですね。 安さか?簡単さか?メンテナンス性は?。
どれを取るかですね。



■■■ 材料の調達 ■■■ 

買ってきたのが下の画像。3回ほどハンズマンを行ったり来たりしながらかき集めました。


パイプ 
 お湯用のパイプ。HT管20A(茶色) 長さ1M 535円
 水用のVU20A(グレー) 長さ1M 195円 
 3本目はドレン用のVU13A(グレー)  3本とも長さは1M 125円

継手 
 給湯接続口用HT20 茶 650円 
 給水接続口用VU20 グレー 400円
 ドレン用VU13  茶 35円
 パイプ用継手HT20 茶 345円×2  
 パイプ用継手VU20 グレー 40円×2
 パイプ用継手VU13 グレー 25円

接着剤 
 VU用(グレーのパイプ用) 218円
 HT用(茶色のパイプ用) 980円

その他 
 絶縁テープ 60円
 幅広のテープ(名称不明) 150円 本来エアコンの配管を包帯のように巻くヤツ。ノリのないタイプ。
 保温剤 295円 ホントは柱や壁を保護するクッション材。 コレを2つに割って使用する予定。
 

     材料代の合計は4438円

       あとは常備している物で何とかなりそう。

 !注意点!
お湯と水では材質を変えなくてはならない!。 茶色のHT管は耐熱になってるんだって。
お湯用の配管に水用の配管を絶対使ってはならないのだ。
 



水用の20Aというのは配管の直径。 
上でも書いたけど、なぜ20Aサイズかというと、ボイラー本体がR3/4だから。
R3/4には20Aサイズの継手をつなぐ事になってるんだって。

左から3本目はドレン用のパイプ。水用と同じ材質。サイズは13A。 ドレン接続口のR1/2につなぎます。

ちょっと自信ないけど、R3/4には20Aサイズを、R1/2には13サイズの配管を使えって事だと思う・・・・多分。



  

いきなり全部そろえるのは不安だったので、まず下の2コを買ってきました。
あらかじめ本体の接続口に合うか確かめるためです。

ハンズマンは返品にも快く?。応じてくれるので、合わなかったら返品するつもりでした。

とにかく、給水接続口給湯接続口の継ぎ手を買って本体に合わせてみます。
グレーのが給水接続口用茶色が給湯接続口用。 本体と接続する部分は金属製になってます。
 

給湯接続口用のL型継手 HT20 の刻印があります。 これ1個で650円、高えなあ~。
 



給水接続口用のL型継手 水20 の刻印。 400円  こっちも片方が金属ネジ。


どちらもL型を選んだけど、取り付けにはくるくる回さなければならないことはボクにも分かる。
配管作業の順番を考えると、ちょっとめんどくさいかも。 L型じゃなくてまっすぐな継手の方がやりやすいかもしれない。
でも切ったり付けたりする箇所は出来るだけ減らしたい・・・どっちがいいんだろうなあ。

もう買ってしまったので、コレを使うしかないけど。



これは13の刻印。 ドレン接続口につなぎます。 35円。



本体接続する側は金属でなく樹脂製。金属タイプも確かありましたが。
本体が樹脂製だったのでこれにしました。金属タイプよりずっと安いし。

金属でないのは酸性の排水が出るからかな?。


大事なのが接着材。 これは必ず材質ごとに使い分けること!。 

耐熱のHT用は980円もするので、普通の接着剤を使いたい所ですが「絶対にダメ」と店員さんに怒られました。

この耐熱タイプの接着剤でグレーのパイプ用をつないでよいのか聞いたけど、やっぱり専用を使わなくてはならない・・・だったような・・・

とにかく専用の接着剤を使った方が無難ですね。


あとは保温材。専用の保温材が売っていたけどボクは代用品です。 画像の黄色いヤツ。
これは壁や柱を保護するクッション材。 これを2つに割って使う予定。
宮崎は暖かいのでテキトーに考えました(笑)。

それと保温材を巻くテープ類。これもテキトー。

専用の保温材もそんなに高いものではないです。
テープが付いていて巻きやすくなってるから、仕上がりは綺麗かも。


材料が決まったので次は今使ってるボイラーの取り外し。
これは簡単じゃないかな。

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