温室効果ガス削減計画サブバッテリ完成編
ようやくサブバッテリーが完成しましたァ~。計画は去年の9月だったから、1年もほったらかし。でもその間いろんな情報を集めることが出来ました。それを元に設計とパーツを見直し、満足のいくものができあがったのでした。
変更点
バッテリー ユアサ製 NP38-12 約2000円
前回の計画では新神戸電機製の同タイプをリストアップしましたが、このタイプ、いろんなメーカーから販売されていることが分かりました。汎用なんだから考えてみれば当たり前か。このタイプは蓄える容量に若干の違いはあるものの、サイズもほとんど同じ、日本メーカーなんだからとりあえず大丈夫でしょ。ちなみににこのバッテリーの主な用途は電動車いすだそうです。
このバッテリーを選んだ理由は、ディープサイクルバッテリであり、外寸、重量と容量のバランスがよいからです。これよりサイズが大きいと、重すぎて実用的ではありませんからね。
あとは価格との兼ね合いかな。このバッテリー、ホントなら2万以上するんだけど、新品ながら長期在庫品、保証無しということで格安だったんですよ。オークションで見つけて飛びつきました。見知らぬ中国製メーカーでも1万近くするんだもん。再生バッテリにしようかと諦めてたんですが、根気よく待った甲斐がありましたよ。ちなみに落札価格は890円!。信じられん!。送料含めても2000円くらいですよ。得したナァ~。
アイソレーター セルスター工業製 IS-330 約4500円
これは予定通り、というかこれしかないと思います。これはアイソレーターでも、「簡易型」なんだって。詳しいことはシラン。とにかく車のシガーソケットに差し込むと、バッテリーに充電してくれるというシロモノですワ。これもオークションで落札。3400円(新品)。
インバーター 大自工業製 スリムインバーター DP-24 約3500円
12Vのバッテリーを100Vに変換するキカイですナ。でないとモバイルとか照明とか使えません。
予定では大自工業のCD-300でしたが。ちょっと大きく重いため、軽くて小さいDP-24を選択。なんといっても薄型。これのおかげで箱を小さくすることが出来ましたよ。CD-300より安いのも助かりました。2200円で落札、もちろん新品。
箱/ボンド/釘/ネジや工具など 5000円 ハンズマンにて購入
もちろん箱は自作です。予定では9ミリ合板を使うつもりでしたが、バッテリーがあまりにも重いので、少し厚めの「桐」の集成材にしました。外国製らしくらしくずいぶん安かったですね。集成材というと聞こえが悪いけど、一枚板に比べて変形が少ないんですよ。暑さは13ミリ、これなら釘もはみ出さなくてよさそう(笑)。やけに軽くて強度が心配だけど・・・
そしてカットは宮崎県民の強い味方「
ハンズマン」。ちなみに東急ハンズとは全く関係ありません。意識しているのは間違いないけど。このハンズマン、とにかく品揃えが多くてホントに便利。コメリもナフコもホームワイドも敵ではありません。何たって店員が詳しいです。
このハンズマンにはパネルソーなる工作機械があり、格安でカットしてくれるんです。パネルソーは正確な直角に切断することが出来ます。箱物を作る場合、それぞれのパーツが正確な事が重要。イビツになったら格好悪いモンね。・・・でもアンちゃんに切ってもらったら少しズレとった・・・。機械が正確でも人間のセットが悪けりゃねぇ・・・。これ見てカンナとサンドペーパーを購入。余計な出費になってもーた。
充電器 全自動修復機能付きオメガ・プロ バッテリーチャージャー 約16000円
大誤算だったのがこれ。ディープサイクルバッテリーというのは、自動車用バッテリー充電器ではダメなんだって・・・知らんかった。持っていた充電器は使えないとのことで、新規調達。オークション14500円・・・。専用は高価なのであった・・・。
結局全部揃えると 約
¥31000 ・・・充電器とカンナが痛かった・・・
製作過程
補強や接合部に使う桟木。こんなのハンズマンだったら格安。工作用は高いんだよなァ。
この機械は知り合いの大工さんにもらったもの。一部壊れてるけど十分使えます。
見ての通りカット面がすごく綺麗。
底板製作ここに15㎏もあるバッテリーが載るので丁寧に製作。
まずボンドで仮に固定。その後裏からビス留め。
底板に側板と背板を釘で打ち付け。釘が飛び出さないよう、仮穴を明けとくとなおよし。
釘は引き抜き抵抗に優れるスクリュー釘。ステンレス製丸頭。
頭の形状は平べったいのもあるけど、丸頭釘で意図的にアクセントを付けるのじゃ。もちろん等間隔に。
ガラにもなくこんな所は凝り性なんだよな~。オレって。
だんだん形になってきました。でも心配したとおり隙間や段差が出てしまう。
カンナとサンドペーパーの出番。柔らかいから簡単に削れます。
これがバッテリー。このサイズで15㎏もあります。箱が保つか心配。
端子が変わった形状です。ボルト留めが前提になってるみたい。
どんな具合か仮置き。
左がアイソレーターIS-330、右がインバーターDP-24。インバーターの後ろのコードが結構出っ張ってるのが予想外でした。箱の奥行きを余裕見ときゃよかった。でも何とかなりそう。
アイソレーターもインバーターもコードが長すぎるし、クリップはバッテリー端子に付けられないので、コードを切断してこのワッカ状の端子を取り付け。でもこの端子、ワンサイズ大きかった・・・でもなんとか・・・
最後に塗装
パネルソーで切った面は鋭角なので、カンナでなでるように面取り。
クリアラッカースプレーで下塗り、乾いたらきめの細かいサンドペーパーでササクレを落とし、仕上げにクリアスプレー。
塗装といっても汚れ留めみたいなモンですけどね。しかし2缶も使うとは・・・
車で充電の様子。アイソレーターにはバッテリー残量のインジケーターが付いていて状態を確認しやすいです。
インジケーターは5段階で、1になると警告音が鳴り響いてうるさいです。この音消せんのかね。うるさくてかなわんワイ。
コンセントから充電の様子。充電器は高価なだけあっていろんな機能が付いてます。メーターは充電100%の表示。照明は最近ようやく製品化された東芝の
LED電球。大変明るいです。
使用感
これまで何度か使ってみましたが、想像以上の性能です。自宅で100%充電した場合、LED電球と13インチモバイルを一日連続5時間使用して、2日は大丈夫でした。その後は車で移動しながらの充電で、3時間走って40パーセントは回復してるんじゃないかな。これだと一晩しか使えませんね。でも十分です。6時間走れば60%くらい回復するんじゃないかな。
一度100%充電から、6.9WのLED電球(白熱灯60W相当)を点けっぱなしにしてみましたが、ちょうど50時間くらいで電圧低下の警告音が鳴り出しました。
今は4.1WのLED電球に替えたので70時間くらいいけるんじゃないかな。計算の仕方が分かりませんが、バッテリーは長期在庫品にしてはよい状態じゃないのかなァ。
LED電球は
6.9W電球色と
4.1Wクール色を買ったのですが、4.1Wの方が明るく感じるんですよ。色温度の違いというヤツかな。僕は消費電力が少なく、明るく感じる4.1Wを使うことにしましたが、キャンプ場では電球色の方が雰囲気がよいかも。感覚的にはコールマンのノーススター2000よりかなり明るいと思います。
ま、こんな感じでテストを今後続けていきたいと思います。
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