完成!サブバッテリー2号機

myconid

2018年12月21日 21:00

いよいよ製作にかかる。
あり合わせの材料が主、足りない分はハンズマンで買ってきた。

工具は去年からコツコツ買い増していた。

トリマー、ミゾ切りなど。 
日曜大工でこんなもの買う人あんまりいないだろうな。
どれもそれほど高くない。問題は専用刃。 ミゾキリの刃は1万越えることも。それがミゾ幅ごとに必要になる。
そんな高価なものは買えないのでオークションで状態のいいものを数種類手に入れた。


まずは材料をカット。


見た目を考えると部材は同じ材質にしたかった。ただ板の厚さが19mmとちょっとぶ厚い。
そのぶん丈夫ではある。今回サイズを切り詰めたいので天板と底板は9.5mmの合板にした。

各板はトリマーで面取りしておく。手触りがよくなるし、ぶつけたときに傷つけにくするため。
なんといっても面取りすると”それ”らしく見える。


アイソレーターには”つば”がある。
本体を板の上に置くのではなく、側板にミゾを切って”つば”を差し込むことにした。
これもサイズを切り詰めるための工夫。

天板の構想に悩む。
蝶番で開け閉めするつもりだった。
少しでもシンプルかつサイズを切り詰めるため、側板にナナメ溝を彫り、板を差し込む方式にした。


1号機には持ち運び用の肩掛けベルトを着けていた。
しかし、あまりにも重く、狭いテントの中で動かすのが大変だった。それを教訓に持ち手を付けることにした。

持ち手が出っ張りすぎないよう、また、強度を高めるため彫り込んで持ち手を付けた。
バッテリーだけで11kgもある。取っ手がもげて足にでも落としたら大変だから。

何とか組み上がった。
1号機はビスを多用した。 今回はミゾを切ってパーツを差し込む方式にした。組み込み式なので強度は高いはず。
ビスで補強する必要はないだろう。
木工ボンドをたっぷり流し込み、真鍮のスクリュー釘を打ち込んだ。 最後に”シメバタ”でか締め、1日乾燥させた。

右の黒い箱が シールドバッテリー LONG U1-36NE 12V36Ah   20時間率で容量36Ah

右下がアイソレーター セルスター IS-330 走行充電させるためのもの。

配線は単純。 アイソレーターをバッテリーの+と-ターミナルにをつなぐだけ。

真ん中下がインバーター。
本来シガープラグなのだけど、1号機製作のとき直結端子に変え、バッテリーに直接つないでいた。

このつなぎ方だと問題がある。
バッテリーの電圧が下がりすぎるとアイソレーターから警告ブザーが鳴る。 これがけっこうやかましい。
音を切るスイッチがないため、ターミナルからコードをはずさないと、音が止まない。
ボルト固定じゃなくて、クリップにしたほうがよさそうだ。

あとターミナルむきだしなのが不安、うまい方法ないかな。


アイソレーターの後ろに空間があるのでコードやプラグ類、ACインバーターも入れておける。

インバーターは全てのコードをはずしてやっと入るという感じ。
実際に使う場合は取り出す必要がある。



横に穴をあけておいた。
1号機ではアイソレーターなどをいちいち取り出して充電器をバッテリーにつないでいた。
これがけっこう面倒だったので、直接充電できるようにした。
ただ、ちょっと穴が小さかった。これ以上大きい穴のホールソーを持たない。 トリマーで面取りしてようやくクリップが入った。
とにかく刃が高くて買えない、あるモノでどうにかするしかなかった。

シガープラグはアイソレーターのもの。クルマのシガーソケットに差し込んで走行充電させるつもり。
前にも書いたけど、このアイソレーターには昇圧機能がない。5時間走って半分充電できるかどうか・・・
でもそれでよいと考えてる。

100V充電器で充電してみると充電電圧はおよそ16Vに徐々に上昇。
いつも教えてくれるOrangさんによると、バッテリーには充電電圧というものがあるそうだ。
この16V出の充電は高すぎるかもしれないとのことだった。

この充電器は満充電を維持しようとするので、充電が終わったらはずした方がよさそう。
1号機は定期的に充電するのが面倒でつなぎっぱなしにしていた時期があった。
それが原因か分からないけど、バッテリーが膨張していた。

満充電にしてもいけない、空にしてもいけないらしい。
悪いわけじゃないんだけど容量が減ったり寿命が縮むそうだ。だから充電器任せではなく自分自身で管理する必要がある。

充電が終わり電圧を測ると12.7Vくらい。


サブバッテリーDC12Vを、モバイルPCのDC19Vに変換してくれるDC-DCコンバーター
 Outtag カーチャージャー 車載充電器


今回初めて購入した。まずコンパクトさに驚く。インバーターとは比較にならないほど小さい。 
ソケットは画像のように大量に付属していて、PCのサイズに合うものに自分で取り替えなくてはならない。
電圧は自動で変更してくれる。

このサイズなら車のシガーソケットで使っても邪魔にならないだろう。


PCにつないでみた。

「電源に接続されている」の表示がでた。
PCのバッテリーが低下すると充電される事も確認した。特に問題はないようだ。

PCにつないだ直後、バッテリーチェッカーで確かめると表示が1つ減る。 PCをはずすと5つに戻る。

何かをつないだだけで電圧が落ちるんだな。 それとも満充電になっていなかったのか・・・

電圧/電流計付きシガーソケットチャージャー。これも今回初めて購入。

充電直後は12.7。 PCを充電させると12.4Vに下がっていた。
ちなみにモバイルPCの電池は6700mAh。これを残量15%から65%に回復させた。

1号機と2号機の比較。 一回り小さくなった。 欲を言えばもう少し小さくしたかったな。


できるだけサイズは切り詰めたつもりだった、でも高さをもう少し低くできたかもしれない。
ちょっと余裕を見過ぎたか。

むしろ小さくするより、1つ上のバッテリも入れられるよう箱を大きくしておこうかとも考えた。
幅を30mm高さを20mm大きくすれば50Ahのバッテリーが収納できた。

しかし50Ahのバッテリーは高価なうえ激重だ。積み降ろしの苦労を考えるとこれでよかったと思う。

やり残した事は塗装。汚れ止めにクリアラッカーでも吹いとくかな。臭いがいやなんだよねえ。



今回かかった費用は、
 板材、1500円くらい
 真鍮釘と木工ボンドで500円くらい
 シールドバッテリーが8000円

ちょうど一万円くらい。


そのほかに必要なものは
 バッテリーの充電器がけっこう高い。10000円くらいじゃないかなあ。
 アイソレーターIS-330は今買うと6000円くらいするみたい。

 あとDCコンバーターが送料入れて3000円くらい。

一からそろえるとなるとと3万はするわけか。

さらに作るための工具と時間と労力。

今はやりのポータブル電源のほうがよさそうだね(笑)。

ここのところの災害続きで売れまくってるみたい。石油ストーブも東日本では品薄だそうな。
走行充電が可能ならポータブル電源買おうかな。

そうそう、この前車で走ってたら、道路工事の注意灯にポータブル電源が使われていた。
聞けば、建築機材のリースにも導入されてるんだって。いろんなところに広まってるんだね。



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