鮎突きごっこ1

myconid

2008年12月07日 22:53

毎年仲間と川遊びとバーベキューを兼ねて鮎突きに出かけます。

仕留めた鮎をその場で食べるのですが、炭火で焼くと立ちこめるあの独特の香り!。

ふっくら焼き上がった鮎をそのままガブリ!。
たまんないねェ。


でも鮎なんてそう簡単にとれるモンじゃありませんよアアタ。
水中のを見たことありますか?。

初めて見た僕はとても人間の敵う相手じゃないと思いましたよ。

とにかく超高速のうえ、急反転を繰り返して目にもとまらぬ動き。

はじめの5回くらいは鮎なんてカスリもしませんでしたよ。
仕方なくウグイと戯れる日々でした。ウグイって好奇心旺盛で向こうからやってくるんだよね。

僕を連れてってくれる仲間は、子供の頃から経験を積んでいて毎回何匹か仕留めるんですよね。
その人曰く、「小さい頃から川になれてないとムリだよ」との事。

いつもその人に別けてもらってたのですが、やっぱり自分で仕留めたい。

とりあえず思いつく事は、ウデがないなら道具でカバー。コレですよ。

鮎突き道具の中でもっとも重要な道具、「金突き棒」。
地方によっては「ヤス」と呼ぶみたい。
コレについて今回は書きたいと思います。

毎回試行錯誤を重ねた苦労の一部がコレです。
4本しか写ってませんが、ホントは8本です。
今使っているのが一番下。


一番最初に持って行ったのは釣具店で買った500円くらいのものでした。長さは1.2mくらいだったかな。
夏になるとよく見かけるヤツですね。
でも、はっきり言ってコレは短すぎ。鮎には向きません。

2本目はその柄をに交換。長さは1.5mくらい。
今度は金突きの先が折れてしまいました。水の中では距離感を掴むのが難しく、誤って岩を突いてしまったんですね。
長さも足りません。

3本目は釣具店で金突きの先のみ購入。400円くらいだったかな。
で、棒の部分を思い切ってアルミパイプに。コレは大胆な試みでした。
金突き棒といったら竹が定番ですから。
なぜアルミパイプにしたのかというと、「クセがない」からなんですね。竹は完全にまっすぐではないし、節があるから水中で抵抗があるので鋭く直進しません。そこでクセがなく軽量であろうアルミパイプにしたんですね。長さも1.8mなら600円くらいですし。

しかし・・・甘くはなかった・・・パイプの中に水が侵入して重くなってしまいました。ポンドコーキングで塞いだつもりだったのに・・・。オマケに1発目に先を折ってしまう。またかよ・・・

この日、膝小僧を抱えて一日を過ごしたのであった。

4本目は前回の失敗点を改良。金突きの先端が折れるのはおそらく安物だからであろう。だから思い切って1500円くらいのを購入。それが下の写真の上のヤツ。さらにアルミパイプ15φではなく、ステンレス製の直径10φを選択長さもついに2m!。穴もしっかり塞ぎ、金突きもビスでしっかり固定。さらに握る部分のグリップアップのためにガムテープを巻いた。

一番上のがそれです。ホントは5本なんだけど、後に両端の2本が折れてしまいました。


コレはかなりの自信作。3回の失敗がなければ出来なかった作品!。

仲間に見せると、「スゲ~カッコだけは一流だよ」と褒め称えるではないか!。

いよいよ鮎と対決。何度か外すが惜しいところまで来ている。今日は行けるぞ~。

ところが突然ゴムが緩くなる・・・なんとパイプがゴムの張力に負けて、くの字に曲がっているではないか・・・

振り返ると、必死で笑いをこらえる仲間たち・・・

完全な強度不足なのでした・・・

この顛末、次の日には職場どころか取引相手にまで広まっていた・・・・


そして5本目・・・は今度にします。

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