手放せないテント

myconid

2019年08月24日 22:00

テントもヤレてきました。

いつ買ったんだっけ。記事にした記憶はあるけど思い出せない。

たぶん2009年。ということは10年か。

Coleman  コンパクト2 ルーム テント 170T9250J  カタログでは二人用、だけど実質一人用です。

オークションで15000円くらいじゃなかったかな。

もうほとんどこのテントしか使ってません。気にいってるんです。


  気にいってる理由
 室内は一人用として使うと適度に広い。 前室を除いた室内長は210×150 
 高さが130と、むやみに低くない。 最近の小型テントは低すぎるんです
 メッシュが4面とも装備されている。だから風通しがよい。
 反対側からも出入りできる。
 前室がしっかり前室として使える、もうコレ超重要。

外寸は240×270くらいです。コンパクトテントとはいえ結構大きいんですよ。 
ちょっとした前室が確保されてます。この前室が僕にとって重要なんです。
風の強い日、雨の日でもこの小さな前室で調理できるんです。
風が強いと、すぐ火が消えるでしょう?
飯ごう炊いてるときにいつの間にかガスコンロが消えてた~とかありませんか。

この前室は3方が開くので、少しだけ開けて換気することができるんです。
3方ともメッシュ。換気で虫が入る心配もありません。


室内から前室を見た画像

こっちの方が分かりやすいか。 

前室に荷物をしまって、観光に出かけたりしてます。

少々、ずんぐりしていてヤボったいディメンジョンですが、このずんぐりしたデザインのおかげで前室が確保されているんです。



この前これでキャンプしたんですよ。

たまたま強い雨が降ったんです。 そしたら雨漏りするではないですか。

でも寝る位置に直接漏れてこないんでそのまま寝ていたんです。

朝になってビックリ。横に置いていた予備の毛布や、着替えがずぶ濡れ。

低いところは水たまりができてた! 大事な物はバッカンに入れてたので無事でしたが。

外に出るためにはその濡れた服を着るしかありません。
ずぶ濡れのジーンズのはきにくいこと、重いこと。


もう買い換え時期なんだろうか・・・


以前から、目星を付けていたテントはこの2つ。


● 第1候補はワイドツーリング/130でした。(下の画像)

どうしようか迷ってるうちに廃盤・・・

両サイドは開くけどメッシュはついてないようです。しかもフライシートにスカートがなく地面にすき間があいてます。

前面入口のシートがあまり傾斜していないので前室のスペースはある程度確保されているようです。

全体的に小さいです。ツーリングテントですからね。 高さもちょっと低そう。

廃盤なので手に入りません。オークションでアラートをかけてますがほとんど出品されません。



● 第2候補としてツーリングドームLXに目星を付けていました。(上の画像) コレなら現行品。

だけど、かなり低いんです。前室から室内へ移動するのがちょっと苦痛な気がします。

前面入口のシートがやたら傾斜しているため前室としての機能はほとんどなさそうです。

前室というかて庇みたいなスペースですね。 安いんだけどなー。

GW、キャンプで見かけました。遠くからじっくり観察させてもらいました。

前だけじゃないなあ。後ろもサイドもかなり傾斜している。 内部は寸法よりかなり狭く感じそう。

残念ながらこのツーリングドームLXは僕には合わないと判断しました。


どちらもツーリングテントなので狭さは仕方ないですね。
そのかわり軽いのが大きな利点。この点は強く引かれるんですが・・・

僕のはツーリングテントではないんですよ。そのせいかやたら重いです。7.5キロくらいありますから。
ツーリングテントの倍近い重さです。



今使ってるコンパクト2ルームテントもオークションでアラートかけてますが、ほとんどでないですね。
もう古いですからね。

だけど、出品されない理由は別にある!

とにかくこのテントいろんなところが壊れる!しかも重要なところがっ!
その1つがコレ。

頂部の連結部分。上中下3段になっていますよね。 2番目と3番目の接続が抜けてしまうのです。
ここが外れるとテントが組み立てられません。
北海道のキャンプ場で壊れ、ドえらい目に合いました。

見てすぐに分かります。はずれなくするためのロックネジが小さすぎて強度が足りないんです。
他のナチュラムブロガーさんも同じトラブルに見舞われたそうです。
今は画像のように縛って使ってます。

さらにポールの先端(地面側)にキャップがついていて、そこにフロアシートの金具を差し込むんですが、そのキャップが6箇所ともすぐに取れてしまいました。草の中に落っことして全部紛失。直接金具をポールに差し込むしかないからユルユル。
これが組み立て中にすぐに抜けるのです。 こっちを差し込むと反対側が抜け、行ったり来たりさせられイライラ。
いまはコツを掴んでどうにかなってますけど。

あと、パーツがやたら多く、重い。 ペグを説明書通り打ったら30本越えるんじゃないかな。
それだけ機能が多いということですが。実際は10本くらいしか打ってません。

出入り口やメッシュが多いから、継ぎ目も多い。コレは仕方ないですね。
ドーム形状にするためにつなぎ合わせているわけですから。

欠点も多いけど、機能は満足してるんです。
コレだと思えるテントがない以上、どうにかして使うしかありません。

ということで、修理する事にしました。

よく見るとひどい状態。


ベロベロじゃんか


アイロン当てて再接着。


ほとんど全ての継ぎ目がこんな状態。 ここなんか完全に外れてる。 漏れて当たり前だわ


再接着するけど、縫い糸の部分が盛り上がっていてやりにくい。その縫い目にポツポツと穴があいてるところもかなり。


わざわざアイロンまで購入。 

粘着力が落ちていて再接着はかなり難しかった。


念のためシームテープを1本買いました。中国から直送品。激安。

粘着力のまったくないところは取り替えるしかありません。
全部取替たほうが良いんだろうけど、フライシート/インナーシート全部やろうとしたら1本じゃ足りないと思います。なにしろ継ぎ目が多いから。

インナーシートのフロア部分。 見ての通り白くなってます。
ずっとカビだと思ってました。雨が降って乾かせないことがよくあったから。

だけどカビじゃなかった! シームテープをアイロンで貼っているとき気付きました。

防水加工された生地がかすれてたんですね。

アイロンを当てると、こんなふうに再生するみたい。
だけど加減が難しい・・・当てすぎると熱で生地そのものを傷めてしまいます。

雨の日、フロアがしっとりする事があったんですが防水能力が落ちてたみたいです。

今回はそこまでやる時間がないので見送りました。


シームテープ貼り。けっこう難しかったです。
再接着のテープと、新品テープの溶ける温度に違いがありました。

再接着の方は温度は低いのだけど、新品テープの方は高いんです。
だから、新品テープは長めにアイロンを当てなくてはなりません。しかし当てすぎると生地を傷めてしまいます。
実際少し生地を溶かしてしまいました。

布を挟んだりしてやってみたんですがイマイチでした。

融点の低いテープの方が施工性はいいと思います。だけど耐久性はどうなんだろ。

このテープ、テントメーカーの純正品は高いんですよ。でも純正の方がよかったかな・・・

あとアイロンの問題、最弱で使っても温度が高すぎるようです。
それにアイロン面が大きいから、つい余計なところに当ててしまったり。

まずアイロン選びがまずかったか、もっと低温で使えるヤツにすべきだったか。
すごく時間がかかるので、はやりのコードレスではダメですね。

あと広い場所が必要です。厚めのベニヤ板を2枚つないで、作業台にしました。

かなり神経を使う作業でした、
半日かかったかな。防水能力は80%くらい回復したんじゃなかろうか。
再接着のところはまた剥げてくるだろうな。

このシームテープ、いろんな事に使えそうだな。
園芸で使う寒冷紗でタープを作りたいと思ってたんですよね。
アイロンの熱に負けるかな・・・


 --- テントを長持ちさせる ---
重要なのはきれいにたたむことですね。

新品を買ったら、いきなり広げず、どうたたまれていたか覚えておくこと! 
撮影しとくといいですね。
収納袋に無理矢理押し込むようなたたみ方だと、僕のテントのように防水テープを傷めてしまいます。
折るようにたたむより、丸めるようにたたんだ方がいいでしょうね。

ぼくも心がけてはいるんですよ。
でも雨の中の撤収とかになるとそんな事いってられないんですよね。
焦ってむちゃくちゃにたたんだりすることもありました。
濡れたままルーフボックスの中に入れ炎天下を移動。すぐにカビが来ましたね。

だから、塩素と小型スプレーボトルも持って行きます。
カビが黒くなる前に対処しないと落ちなくなるからです。
キャンプ場からキャンプ場へ移動するさい、雨だったら怪しいところは薄めた塩素を吹いていました。
すぐに洗い流してはいましたが、コレも悪かったのかもしれないですね。
撥水性能の問題もあるし。



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