カーナビが壊れたので新しいナビ入れ替えた。
壊れたナビはPanasonic ストラーダ。9年前のもの。
この機種にした理由は、手持ちの地図ソフト「
昭文社 MAPPLE 」と連係できる、とのうたい文句に惹かれたから。
MAPPLE は使い慣れていて、それがナビで使えるのなら、と期待した。
ところがとても使えたものではなく落胆することになる。
最新のMAPPLE はこの連係機能は省かれたみたいだ。そうだろうな・・・
それとは別にPana独自のサービスとして、ネット上でルートプランを作ったり検索したスポットをナビ本体に移す機能もあった。
GoogleMapとも連係できるんだけど、GoogleMap→パナ専用地図サイト→SDカードへナビ転送、 とまわりくどい。
北海道巡りではそれなりに役に立ったこともあるのだけど、とにかく地図は小さいく表示は遅い、入力もめんどくさくいし操作も分かりにくい。すぐに使わなくなってしまった。
純粋なカーナビとして使う分には問題なかったんだけどね。
とにかく PCでプラン作成 → ナビへ転送 という機能はほとんどオマケみたいなもので便利とは言い難かった。
今回はPioneer 楽ナビにした。 ナビの中では中クラスのものだ。
Panaのほうがナビそのものの操作感は同じかもしれないけど、上に書いたとおり魅力を感じることはできなかった。
楽ナビが特に気に入ったワケではない。
パイオニアのナビはどうなの?という興味本位で選んだ。
いや1つだけ大きな利点があった。
地図更新が3年間無料な点。
というか1年型遅れ品だから2年ということになる。
構 成
Pioneer カロッツェリア
・楽ナビ AVIC-RZ901
・ドライブレコーダー ND-DVR1
・バックカメラ 流用
Panaのナビが壊れた理由は
前回書いたとおり。
故障の原因が車屋だったこともあり、取り付け代は格安だった。
それでも総額は10万くらいかかったけど。
ナビ本体については慣れてないので、今のところ使い勝手はなんともいえない。
少し使った感触では、検索機能の手順はPanaのほうが好みだった。
そのうち慣れるだろう。
僕がやりたいのはPC上でルートを作成し、ナビに移す事。
車の中で小さなナビ画面を操作するのは面倒だ。
上に書いたとおり、こういった機能はPanaにもあった。
Pioneerははたしてどうか。
まずナビ本体に新しいSDカードを挿入しナビとSDカードを関連づけさせる。
操作はカードを差し込むだけでよい。あとはナビが勝手にやってくれた。
以降、このSDカードで PC - ナビ間 をやりとりすることになる。
次にPioneerの公式サイトから 「
ナビスタジオ」 をダウンロード。
このナビスタジオは、Pioneerへアクセスするための窓口みたいなもののようだ。
Panaはダウンロードは必要なかった(過去のことなので今は知らない)
ブログ開設に近い感覚だった。
このナビスタジオ、大きく2つの機能がある(ようだ)。
○
スマートループ ネットで混雑具合や効率の良いルートなどをやりとりする機能。
○
マップ機能 Mapfanという専用地図でルートやスポットを登録し、何らかの方法でナビに取り込む。
スマートループがPioneer最大の特徴。
たしか2009年か2010年頃に始まったサービスじやなかったかな。
Panaのストラーダを買うときに比較したことがある。でも当時のPioneerは高嶺の花だった。
使いこなす自信もなかったし。
スマートループはPioneer独自のサービス。
マップ機能は別会社のMapfanの地図サービス。
PioneerがMapfanの機能を間借りしてるって事か。
おかげで両方に ID パスワード ニックネームが必要でちょっとめんどくさい。
PCに記憶させればいいか・・・
ちなみにMapfanはPioneerの子会社。ケンウッドや三菱のナビがこの地図を使っているそうだ。
手 順
SDカードをナビに登録させ、ナビスタジオをDLするまでは簡単。
スマートループ、Mapfan両方にIDとパスワード等を登録、これも難しくなかった。
しかしここから悪戦苦闘。
まず登録したはずのSDカードに警告が出て先に進めない。
「
SDカードのロックを外せ」 意味が分からない。
SDカードを調べてもスイッチはロックされてないから、なにか別のところがおかしいのか・・・
フォーマットしてみたり、手順を繰り返すけどラチがあかない。
SDの故障かPC読み取りの故障を疑ったりもした。
問い合わせてようやく判明。自分のPCが古いためSDカードを認識できなかった。
カードリーダーを買ってきて、そこに差し込んだら認識できた。
警告が「SDカードに対応していない」とでればいいのに、なんで「ロックを外せ」と出たんだろう。
そもそもSDカードに新旧があるなんて知らなかった。
・スマートループ
ナビスタジオの画面
自分が走ったデータをナビで操作しSDカードへ手動で記録させる。自動じゃないみたいだ。まあ操作は簡単。
SDカードをPCに差し込み、このナビスタジオからアップロードする。 これも簡単。
プローブというところに送られる。
送るだけじゃなくて自分も恩恵が受けられる。
これがよく分からないんだよなあ。 どんなデータが蓄積されどう利用されるのか・・・
渋滞や工事はVICSでこと足りるし。
やっぱり効率の良いルートを探してくれるってことか。田舎でどれだけ利用価値があるのかな・・・
僕はSDカードでやることにしたけど、スマホの通信機能で常時接続できる。
Bluetooh対応となっている。
この場合だとリアルタイムで交通情報をつかめるようだ。(たぶん)
通信設定とか僕には敷居が高いし、通信料とか高くないのかな。 僕はSDカードでいいや。
常時接続、SDカードともに、自分が走ったデータが他のユーザーの役に立つというわけだ。
実際どれほどのユーザーが自分の走行データを提供してるのかな。
常時接続のユーザーでもない限り協力者は少なさそう。
上の画像は自分の走行データをプローブにアップロードしたところ。
スマートループは操作は難しくはなさそうだ。
ただ仕組みはいまいち分からない。
・マップ機能
ネット上の地図Mapfanを使い、ルート検索やスポット検索し、一旦SDカードに記録しナビに移す。
趣味でいろんな道を走りルート検証するんだけど、プラン作成には昭文社のMAPPLEをメインに使ってきた。
これに補助的にGoogleMapを併用。
GoogleMapひとつに統一できたらいいのだけど、機能が少なすぎるし通信前提だから使いにくい。
Mappleは完全インストールだから表示が速い。 ただし凄まじいデータ量14GBもある。
さすが専用ソフトウェアだけあって、いろんな情報を書き込める。
プリントアウトしても見やすい。
なんといっても書き出し機能でブログに画像として貼り付けられる。しかもサイズ指定が可能。
Mapfanを早速使ってみよう。
ほう表示は速いね。GoogleMap以上だ。
見た目が気のせいかゼンリンのZシリーズに似てる気がするなあ。
まずルート検索を試そう。
宮崎から球磨郡フルーティロードを経由し八代へ抜けるルートだ。
あれれ、フルーティロードを選択しないぞ。国道を優先するんだな。
まあ、幹線道路を選択するのはどの地図も同じだね。
こういう場合は経由地ポイントを細かく設定してやれば可能なはず。
可能なはず、可能なはず・・・ なんだって! なんと経由地は5点までしか設定できない!
設定できるポイント数は、スタート地点 経由地5地点 終点 の計7地点しかできない。
これではPanaと変わらない・・・・
それ以上設定したければ有料かあ・・・しかしそれでも最大10地点とは・・・
Mappleは50地点可能で、それでも足らないことがあるんだよ。
長距離を走る場合、ルートを別々に作らなくてはならなくなる。
やってみたけど宮崎-八代間は3ルートも作らなくてはならない。う~ん。
変則なルートだったらもっと作らないといけないかも。
まあしかたないか、それでもナビの小さな画面で設定するよりは楽だしね。
今度は作ったルートをSDカードに記録しナビへ移そう。
ここでまた悪戦苦闘。
ナビに送るには
お出かけプラン を作らなくてはならない。
このMapfanには
ルート検索 とは別に
お出かけプラン というのがあるんだけど、新規にお出かけプランを作ろうとしても、スタート地点しか選択出来ない。経由地とゴールはどう設定するんだろう。
そもそも、 ルート検索とお出かけプランが別々にある理由が分からない。
それなら初めからお出かけプランで作ればいいわけだけど・・・
ヘルプを見ても載ってないような。
たぶん僕の操作が悪いんだろうな。
もう少し直感的に操作出来たらなあ。
というわけで、いまだに作ったプランをナビに移す事ができないでいる。
Panaの地図より使いよさそうなのはいいんだけどなあ。
こういう機能はいざというときのために慣れておきたいんだけど、なんかめんど臭くなってきたよ。
少し間をおいてゆっくり調べるとするか。
今の段階では、良いとも悪いとも結論は出せないなあ。
考えてみればメーカーも大変だね。
作って売るだけじゃなくて、こういった無料のサービスを提供しなきゃならないし、サポートのための体制も維持しなきゃならない。
さらにスマホなどとの競合による低価格化。
pioneerは苦境なんだそうだ。
次回は曲をナビに入れる話。これがまたしても悪戦苦闘。