口蹄疫に参った 2
口蹄疫がようやく収束に向かいつつあるようです。
しかし油断は禁物、まだまだ発生した地域とその周辺では厳戒態勢が続いています。
口蹄疫が発生すると町がどうなるのか、文章にするより画像の方がこの異常事態をお判りいただけると思います。
この画像は宮崎市中心部から20分~30分の場所を撮影したものです。
大衆浴場。「非常事態宣言」で休止。
郊外の田舎道でも消毒ポイントがあります。
このポイントは消毒液を含ませたマットの上を通過する方式。
綾町付近。消毒ポイントでは必ず徐行です。
タイヤのホコリにまみれて菌が運ばれるそうです。
さっきのポイントから300Mでまた消毒。
今度は車両全体。
ここでは酢が使われているようです。ただし、濃度は薄いと聞きました。
24時間体制なんだろうな~・・・。
薬を撒いてるところです。
一カ所に数人が防疫にあたっています。一番向こうに見える白ずくめの人は警察官。
このように県外からの応援も多いそうです。
今日は大分、神奈川県警の車両を見かけました。
この蒸し暑さは堪えるだろうなァ。
家畜を移動したら逮捕だと聞きましたが、ほんとかな。
住宅地の裏路地にも消毒ポイントが。
係りの人がスピードを落とすよう合図しているところです。
車社会の宮崎。僕は一日に7~10回くらい消毒ポイントを通ります。
朝は結構詰まります。
この消毒方式は前が見えないんで怖かったです。
ふと気付くと後ろから何かが迫ってくる。
なんと道路全体を消毒。
ちなみに広島ナンバーでした。
これ雨で濡れているんじゃないですよ。全部消毒液。
数キロに渡って消毒。きっと毎日何往復もしてるんでしょうね。
もう本当に異常事態です。
ホームセンターの入り口も石灰が。
宅配営業所も。
銀行も。
ガソリンスタンドも消毒液を含ませたマットが。
自動車ディーラーも。
ゴルフ練習場入り口も。
一般企業も。
農業集落の裏路地も。地元以外は進入禁止。
これを見て思ったんだけど、発生した畜産農家はどんな思いなんだろう・・・
ニュースで見るのと、現実を目の当たりにするのとでは、心情が全然違うことに気がつきます。
なにかこみ上げてくるものがありました・・・。
ここにも石灰。梅雨時だから何度も撒かなくてはなりません。
そういえば石灰でぜんそくが悪化した子供がいたとか・・・。
図書館。公共施設は軒並み休止。
ソフトバンクのキャンプ地でもある運動公園も閉鎖。
ここで高校野球が行われるはず。どうなるんだろう。
スーパーでは、酢がこんな風に売られていました。
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薬を撒いているところ。敷いてあるリング状のものはたぶんですが、タイヤのホコリ取りだと思います。
右に見えるのは建設中の
東九州自動車道。
このように田舎道を長距離トラックが抜け道として使います。
山道だし、交差点ではいつも詰まります。
これは僕の素人考えですが、高速道路だったら消毒がスムーズに出来たと思います。
だって高速道路は入り口と出口がはっきりしているから。
導入路で消毒ポイントを設ければいいんですよ。専用道路だから歩行者の心配もないし。
途中立ち寄るところはSAかPAだけ。
ここでも車を消毒して、さらにトイレなんかに消毒液を置けば、はるかに効果的と思います。
高速道路が口蹄疫を拡散させる?。それは間違いじゃないでしょうか?。道路は手段のひとつ。高速を走ろうが国道を走ろうが同じ事ですよ。目的地は同じなんだから。
同じだったら防疫のしやすい高速道路の方がよい思うんですよね。
この辺、素人考えだけど理にかなってると思うけどなぁ。
今日は長崎県警の方を見かけました。
ポイントで仁王立ち。さすがです。
24時間体制にこの暑さ、キツイだろうな~。
休憩所では皆さんぐったりしてましたよ。
少しは雰囲気が伝わって頂けたでしょうか?。
毎日こんな光景を見ているだけで気が滅入ります・・・
口蹄疫については、やまけんさんのブログ「
やまけんの出張食い倒れ日記」が参考になると思います。
7/29追加
高速道路料金所での消毒。ここは消毒槽にザブンと浸かる方式。
他の消毒ポイントと違って1人しかいません。効率もよいのでは?
国道10号線でも消毒槽。
登山口にまでこんなものが!。
今日ニュースで神奈川県警などの応援に来てくれていた警察関係者が任務を終えて帰る場面が放送されていました。24時間大変だったろうな~。式典点で東知事がお礼を述べてました。
なんと警察関係者だけで、延べ23000人が動員されたそうです。